今回ご紹介するのはWORKのホイール、
“WORK EMOTION CR (ワーク エモーションCR)“です。
( ヴィッツRS・フィットRSなど当時のコンパクトハッチや
現行のNDロードスターにツライチのサイズ感 )
WORK (ワーク)は、RAYS (レイズ)、ENKEI (エンケイ)と並んで、
日本を代表するホイールメーカーです。
1977に創業し全国4カ所に工場を持つ老舗の企業で、
多くのホイールブランドを展開しています。
またレーシング部門を持ち、
ノウハウを一般向けの製品へフィードバックさせるなど、
確かな技術と豊富なラインナップが
国内外から人気を博しています。
その中でもレース用ホイールを元に、
軽さと力強さを取り入れた知名度の高いブランドの一つが
WORK EMOTION(ワーク エモーション)です。
鋳造ホイールが主流の頃、
初めて鍛造マグネシウムのワンピースホイールを開発し
国内レースに投入したはWORKでした。
そこで採用したツインファイブスポークのデザインを
一般向けに商品化し、
鍛造の1ピースの初代WORK EMOTIONが2000年に発売されました。
それと並行し、鋳造のWORK EMOTION CRが2002年に発売されます。
今回リペアしたのはこのホイールです。
そしてコンケイブをデザインに採用し
2003年に発売されたのがWORK EMOTION CR kaiで、
こちらも以前にリメイクをしております。
(コンケイブ:ディスク面がホイールの内側に向かって反っている形状)
CRとCR kaiを比較すると、
CRはストレートスポークで初代のデザインに近く、
ナットホール周りの深さが際立ち力強い印象です。
アルミホイールの寿命は概ね50年と言われます。
その理由が衝撃による歪みや、
塗装の劣化によるエアー漏れです。
リペア、リメイクさせて頂いたベースのホイールは
どちらも20年ほど前の製品ですがバランスに問題無く、
塗装もウォーターブラストを使用して
しっかり足付し再塗装致しました。
表面はホワイトカラーのウレタン塗装後に
クリアーを重ねた2コートウレタン塗装仕上げで、
簡易的なラッカー塗装よりも耐久性があります。
またデットストック品や粉体塗装のリペア品よりも、
お手頃価格で美品をご購入頂けます。
もちろんゴムバルブも新品に付け替えてありますので、
安心してご使用いただけます。
WORK EMOTIONはブランド誕生から20年以上が経ち、
トレンドを取り入れた新しいラインナップが
数多く販売されています。
流通する製品は注文すれば手に入りますが、
廃盤となれば状態の良いものを見つけるのは、
徐々に難しくなります。
WORK EMOTION CRは廃盤になってから久しく、
中古でも流通量が減っている印象です。
このホイールを探していた、
このデザインが気に入った、
そういう方はこの機会にぜひ、
購入をご検討頂ければと思います。
タイヤサイズは195/50R16で、
ヴィッツRS・フィットRSなど当時のコンパクトハッチや
現行のマツダ NDロードスターにツライチのサイズ感です。
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